中小企業で働くサビモです。正確には400人くらいグループでいるので、中堅企業と言いたい安っぽい見栄を張っています。そんな弊社ですが、人のスキルに依存する部分も多いため、人材の確保、育成が急務になっています。
人事部としても働きやすさを向上させるため、育児やら介護休暇などの様々な新制度をここ数年で成立させています。いわゆる働き方改革ってやつです。
そんな弊社が新たに立てた制度は、「みんなの休暇(仮称)」です。簡単に説明すると、上期と下期のそれぞれで、好きな日に「有給休暇」を取得出来る制度です。
有給のおさらい
ここでおさらいですが、僕がいるオフィスメンバーは比較的、自由に有給を取っている。労働者が有給を取得することで、事業運営が妨げられる場合は取得日を変更できますが、基本的には労働者が好きな時に取得できます。
人事に明るくない素人の私ですら、一度は有給の取得については調べており、好きな時に自由に取れる事も知っています。同僚の先輩も同様に知っていました。つまり会社が打ち出した「みんなの休暇(仮称)」は何の制度でもなく、当たり前のことであるわけです。逆に言うと、有給が取れない会社だと言っているような物です。
また、「みんなの休暇」制度が使われているか判断するため有給申請時に記載、スケジュールにも記載するといった業務負担の増加、「みんなの休暇」使用状況を確認する業務の発生といった、ムダが生まれています。
いかにしてこの制度が生まれたのか疑問ですが、この制度にGOを出した弊社の未来は暗いのかもしれない。有給取得時に「みんなの休暇」って記載しない、ささやかな抵抗をしてみます。
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