出生前診断について

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家族3人で暮らしていますが、1人増える予定となりました。めでたい話ではありますが、嫁から決めなければいけない事があるとの事。それは出生前診断でした。第一子は病院に行かずして2年程は出来ず、嫁が病院に通って直ぐに出来ました。その時は初めての子供ですし、出生前診断は行なわないという話で落ち着きました。

出生前診断の種類

出生前診断にも種類があり、簡単なものだと3種類の遺伝子の異常が分かる検査があり、血液検査で15万円程度である。もっと細かいものもある様ですが、通っている産婦人科は3種類の遺伝子異常が分かる検査に対応しており、そちらを受けるかどうかを決める話し合いを行いました。様々な遺伝子異常の中で有名なものだとダウン症があり、その有無も分かります。

自分の意見

それぞれが1日考えて、受けるか受けないかを話し合う形で進めました。私の意見としては、「検査を受ける」です。理由としては、出産も母体に大きなリスクを伴うため、嫁に何かあり、息子と産まれたばかりの障害を持つ子との生活がいきなり始まる、この事態が非常に重たいと思いました。

長男が産まれた時は、体も小さくギリギリ未熟児にはならない程度で、しばらく呼吸がなかった事もあり、新生児集中治療室に入っていました。さらに嫁も落ち着かせるため全身麻酔になり、予定の時間より2時間以上も待ち、「執刀医からの説明があります」と言われた時は、まさにどん底でした。そんな経験もあり、嫁の体についての考えも持つ要因となりました。

また、産まれた子の症状によっては誰かが付きっきりになる事もあり、今の私たちは住宅ローンも抱え、経済的にも余裕があるわけでもなく、収入減や生活水準の低下は許容できないと考えました。

以上が個人的に受けると思った意見です。一方で受けなくても良いと思う考えもあったので、そちらも共有いたします。

受けなくてもいい考え

まずは命の選別をしてもいいものなのか、倫理的なポイントが挙げられます。エコー写真を見ながら考えたので、この気持ちも大きくありました。

また、嫁の実家も近くにあり頼れる環境があった点も受けず、産まれてきた事を受け止めるという考えにつながりました。また、分かるのは遺伝子異常だけなので、その他の障害がある可能性は必ずしもゼロではないという点も受けなくてもいいも思う要因でした。

ダウン症の子供を持つ親御様の様子を見ようとYouTubeやブログを見て周りましたが、これはケースバイケースで、各家庭の経済的な事情、家庭環境で大きく変わるため、参考にはなりませんでした。苦しんでる親御さんもいれば、ダウン症の子供と楽しく過ごしている親御さんもいらっしゃいました。

妻の考え

妻の考えも大筋は私と同じでした。異なる点は、私たち夫婦が死んだ後も長男はダウン症の子供の面倒を見ることになる点も考慮していた事です。

結果として

結果的には出生前診断を受ける結論に私たち夫婦は辿り着きました。仮に陽性であれば、おろす事も決めました。出生前診断を受ける決断をしましたが、同時に検査結果によっては、授かった命に対する大きな責任や葛藤をこれから背負う覚悟もお互いにしました。検査日や日程はこれからですが、今はただただ授かった子供が健康的に産まれてくる事を希うのみです。

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