転職活動を始める理由

ビジネス

プロローグ

「転職しよう」そう思い立ったのは11月某日。秋も深まり肌寒くなる中、久しぶりに職場の人と、いつもの公園で退社後に缶ビールを飲んでいた。

新年度に入り、勤めいてる会社で大きな変化があった。社長が経営権を持たない会長になり、NO.2の役員も同様に程のいい新しい役所に収まり、経営には携わらなくなった。

そして、新年度から新しい社長や新任の役員が新たに経営を行っている。この新任の社長や役員の手腕が問われるタイミングが近づいてきている。

入社以来、順調に右肩上がりで会社の業績は拡大している。おそらくは現会長が社長になってからはその傾向である。しかし、残念な事に今季はマイナス成長(マイナスなのに成長という言葉が適切かは置いておく)に着地する見込みである。

冒頭の話は夜の公園に戻る。公園にいるのは、30代前半のサビモ、30代中盤の先輩である山本、定年間近の支社長である徳元の3名で飲んでおり、缶ビールも3本目に入ろうとしていた。

段々と酔いも周り、最近の仕事関係の話題に切り替わった。初めのトピックスは同じ支社の40歳社員の転職、30代が次々と辞めていく現状について、次のトピックスは業績の悪化について、最後のトピックスは企業アイデンティティの低下について。

積もり積もった話の末、定年間近の徳元から出た言葉は、このままだとマズイからサビモはエントリーシート書き始めた方がいいでした。

目の前の数字にも表れ始めた不調、長期的な成長に必要な中堅の離脱、何が柱なのかはっきりしない新体制。確実に悪い方向へ事態は進んでいる。

自分の環境や会社の状況、徳元支社長の一言がキーとなり転職を真剣に検討する様になった。

自分の環境

小説風のプロローグから始まったブログですが、ここからはしっかりとまとめていきます。まずは自分の環境です。

会社全体が悪い雰囲気なのはありがちかもしれませんが、自分自身はどうでしょう。やりがいや意欲さえあれば、自分で会社をどうにかするといった行動も取れます。

中堅どころの役職になり、組織のリーダーとまではいかないものの、プロジェクトによってはリーダーをやり、プロダクトの中身、売上に責任を持つ立場になっています。

もちろん全てのプロジェクトでリーダーという訳ではありませんが、最低でもサブリーダー程度の仕事はしています。

割とのんびり仕事していましたが、段々とそうもいかなくなってきました。辞めていった人達を見ると、マシーンの様に扱われ、進捗が遅いおじさんのフォローを行い、自身のタスクをこなし、売上の責任を持ち、叱責されて辞めていく。

今の組織がいけないのだと思います。機構改革が行われる様で、今の組織から異動する可能性もあります。しかし、実状は異なりますが中堅が離職しているのは全組織に共通する事態です。

全社的に見ると環境的には恵まれている方です。調整してくれている、仕事できる40代の先輩と同じプロジェクトに入ったりすると、無理なく深夜残業や土日に働かなくて済んでいます。

逆に土日に働いている先輩、同年代もいます。いつかは、この様な状態になると思えてなりません。

市場環境の変化

自社の組織体制や戦略の悪さもあり、業績が段々と低下しています。おそらくは市場環境が変化している事に気づいているものの、明確な対策もない状況です。

自社のサービスや商品に変わるモノが次々と出てきており、段々と優位性も失われつつあります。明確な対策や新規事業が産まれない現状に危機感を覚えています。

身バレ防止のため詳細は省きますが、社内の不要なリソースを使っているため、新規事業はうまく行っていません。

使える人は置いておきたい、要らない人は出したい各組織の思惑により、新規事業は残念な人が集まり、残念な結果に終結する可能性が高い。思い切っていいトップ、いい人材を出さない限りは成功は難しい。

小さな会社なので、新規事業に入っている人の力量やスキルくらいは分かるはずですが、会社としても本気ではないのでしょう。危機感の無さが非常に残念です。

また、労働集約的なビジネスモデルであるため、人が動けばそれだけ売りが立つ仕組みです。しかしながら、これ以上の人の単価をあげるのも厳しくなってきました。

何かストック型のモデルが必要ですが、残念ながら売り切りのモデルなので、いつまでも馬車馬の様に走る事が必要になります。新しい事にチャレンジしない、しても無駄になる取り組み、将来が不安になります。

スピード感の無さ

非常にアナログな事が多い弊社でも、コロナ禍によら、リモートワークやワークフローが導入されました。その様ないい一面もあるのですが、社内のゴタゴタで一向に進まないシステム構築といった問題もあります。

時代に求められている行動や決断が出来ていない。昔ながらの企業体質で、謎の忖度がある。スピード感がなく、残念な事態が多々発生している。

自分のスキル

世の中には様々なスキルがあります。今の会社で培われるスキル、経験は最低限は取得したと思えた点も大きいです。

確かに学ぶ事は日々あります。しかしながら、大きく成長する様な事は特にありません。会社というものが永続的に続く保証もない今、転職してスキルアップも必要でしょう。

転職理由まとめ

  • 会社の成長鈍化(市場環境の変化、対応の遅れ)
  • 労働環境の悪化(先輩と同期のサビ残等)
  • 学ぶ、スキルアップが見込めない

ざっくりまとめると以上です。いい点もあるんですが、それもまとめた方が比較できて良さそうですね。

とりあえず、嫌な点というか転職の理由は以上になります。次は今の会社のいい点、その次は転職に求める物です。

サビモ転職プロジェクトは続きます。それでは。

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